古民家、古材
築100年の古民家再生は柱梁を残して撤去したうえで耐震補強と断熱改修を行いながらリノベーションを行ったものです。工事面積は１６５ｍ２（５０坪）
という大きな改修工事でした。
改修工事でも温熱性能やエネルギー性能を計算で確認しながら設計するのは同じです。年間光熱費は改修前に年間３５万円（電機・ガス・灯油）も使っていたものを年間１５万円（電機・ガス）まで削減しました
写真上段は母屋と趣味室に挟まれた元々納屋だった部分を半屋外リビングダイニングとして改修したところです。再利用した既存建具を開け放てば南北に風が通り抜ける「夏の間」として真冬以外の３シーズン使える場所として設計しました。夏の冷房費を削減することにも寄与する計画です。
・熱損失係数　Q値2.42W/m2K
・夏季日射取得係数　μ値0.060
・エネルギー性能　65.62ＧＪ
・年間光熱費　149000円
・木造平屋　延床面積165m2