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一級建築士事務所アトリエm
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seven dreamers Umeda Osaka
[ 所在地 ]大阪市梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル1階
[ 竣工年 ]2015年4月
seven dreamers Umeda Osaka
スーパーレジン工業は、FRP(繊維強化プラスチック)成型のパイオニアである。2010年、日本に帰還した惑星探査機「はやぶさ」にも部品を供給している。
中でも、炭素(カーボン)繊維を用いたものをCFRPと言うが、宇宙、国防機器に関わることで高い技術力を培ってきた。それらを用い、宇宙品質のゴルフシャフトを供給する。その為に立ち上げられたのが『seven dreamers』である。
個々のゴルファーによって、スイングスピード、軌道、手首の使い方などは千差万別。あらゆる角度からスイングを解析し、最適なシャフトの剛性、しなり、ねじれ剛性まで設計する。
唯一無二の性能を持ち、かつ宝石のように美しいゴルフシャフトを、フルオーダーメードで製造し、ゴルファーへ届けようという計画だ。
梅田ラボは『seven dreamers』関西初出店となるが、ラボとギャラリーの機能を併せ持った店舗となる。
大阪「キタ」エリアはグランフロント大阪に代表されるように、再開発が進んでいる。ここ「梅田ラボ」のある大阪駅前第2ビルは、大阪市梅田1-2-2。まさに大阪の中心だったのである。
1976年の竣工だが、丸ビルと共に最も早く高層ビルが建ったエリアだ。しかし、時代と共に主役の座を明け渡した感は否めない。
しかし、古いビルが故、これまでの「銀座ギャラリー」「芝公園ラボ」と同じく、高い天井裏が使われずにあった。ビルの規約が厳しく、了承を取り付けるのに時間が掛ったが、4.3mの天井高を確保できた。
舗面積は過去最大の約225㎡。高い天井が大空間を創出している。また、宇宙品質のカーボンゴルフシャフトを作成する為の測定ブースに加え、試打エリアがもう一打席追加された。
これは、新たなコミュニティーが生まれるような店舗を目指すものだ。
エントランスを進むたびに、石、フローロング、カーペットと、床の仕上げが変化する。
来訪者が動線を進む毎に、迎える気持ちを表現している。『seven dreamers』のエッジの効いたテイストは守りつつ、人と人を繋ぐ空間となればと考えている。
店舗設計 | 守谷昌紀
種別 | リフォーム・リノベーション
構造 | 鉄筋コンクリート
予算 |