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株式会社ART-SESSION
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原宿の集合住宅
空間デザインにあたっては、シンプルな幾何学的構成を基本として、建物全体が彫刻的な美しい空間となるように演出され、シャープさと素材感の特徴を最大限に生かすことを意識し、シンプルであるが厳密に計算されたプロポーションからなる審美的な世界を演出しています。 配置・平面・断面計画にあたっては、敷地の三角形の形態と3mの高低差を利用し、外部アトリウムという建築的仕掛けを付け加えることにより巧みにゾーニングされた快適な空間を生み出しています。また、異なる用途の動線およびセキュリティは明快に区画し、全館および住戸のバリアフリー化を実現しています。幾何学的構成からなる外部アトリウムは、階段をオブジェのように薄く美しい形態とし、エレベーターシャフトは、アルミスパンドレル貼りの直方体とし、大理石貼りの水盤上には、目隠しのための11枚の不透明のガラスが配置され、ガラスオブジェとして機能し、夜間には、照明により幻想的な雰囲気を醸し出しています。 エントランスホールは、コンクリート・スチール・アルミ・石・ガラスの幾何学的構成からなり、空間全体が彫刻的な空間となっている。ここを訪れた人が、小刻みに変化する新しい空間体験ができるようなシナリオをデザインしています。
アパート・マンション設計 | 小林克彦
種別 | 新築
構造 | 鉄筋コンクリート
予算 |