GULIGULIは、造園設計事務所とその社員寮を改修してつくられた、カフェ、ショップ、ギャラリースペースであり、そのギャラリー改修計画。
正面に新しく展示壁面をつくること、そして、庭の緑を望む窓のアルミサッシのフレームや既存の柱など、視覚的に気になるものを解消することが求められました。
現状のギャラリー空間を構成している主な要素はそのまま引継ぎ、気になるところをひとつひとつ丁寧に整えながら、展示の可能性と空間の質の向上を計りました。
また、ギャラリーの手前は３枚の引き戸で仕切り、ホワイエのような間をつくりました。開閉パターンは多様な展示に合わせて選べ、展示の導入として「序」を演出することができます。
全体は、白の塗装を基調としつつ、漆喰や扉のツヤあり塗装、和紙、ホワイトオーク、（もともと使っていた）カーテンなど異種の素材を加えることで白の緊張感の中に柔らかさをもたせてています。