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有限会社 佐川アトリエ設計事務所
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矢巾町 K邸
[ 作品解説 ]
土地区画整理事業地区内の計画は事業進行の遅れが目立つ始め、経済はデフレを脱し一部のメーカーのコストが上向きであったので先駆けで買入ストックする方法をとった。1階を中心とした生活である、LDKを中心に据え置き各室へは複数のアクセスができる。南面に主婦の特徴的趣味の室を突き出し、又4台の駐車場の確保、西側にサ-ビス玄関・機械室を道路側に配し全体が両手を広げた外観構成になっている。地域の自然エネルギ-のパッシブソ-ラ-を生かすべき温熱環境の強化を図り高効率設備を採用している。暖冷房はヒートポンプ式、パネル採用、冬季は夜間電力による貯湯槽の組合せでランニングコストを1〜2月厳寒期電気光熱費3万円未満/月と極力抑えることができる。又夏期は効果的日射遮蔽や断熱の複合化、生活の省エネ化の工夫で無冷房で一万円未満/月で快適生活を実践できている。これにはイニシャルコストに要する費用の優先準位を考慮しながらローコスト化につなげることが大切である。住宅の設計が社会の階層分化に対応しなければならない重要な役目を設計者が持ち努力する。又生活というものに対してより微妙な性質を与えることである。家庭の生ごみは熱心な息子さんの意向でディスポ-ザ処理システムにより自己で行う。小さな野菜畑と庭造りを御夫婦で行い、必要な水は趣味の井戸掘りにて行う、井戸水が出で来るのが楽しみな様子です。
設計 | 佐川 秀雄
種別 |
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