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松井建築研究所
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都心の二世帯住宅
都心の利便性の良い好立地にありながら閑静な住宅地にあり、
南に開け奥行きのある広々とした敷地である。
ゆるやかな南への傾斜地を平らに整備され、幅員約5mの生活道路が西に面している。
ご両親の時代から息子家族へそしてさらに孫家族へと住み継がれてきたが、
今回は二世帯住宅として新しく木造2階屋が建つ事となった。
1階に親世帯の住居、2階を息子世帯の住居として完全独立型の二世帯住宅とした。
建主の85年もの間建ち続けてきた昔の建物への思いは強く、
新しい家にも何かその思い出となる物を残したいという強いご希望があった。
昔の丸太梁とステンドグラスを子供部屋と階段室に、
そして日本間の天井板と床板を仏間に再利用し、新しい空間の中に調和させた。
広く開けた南庭に面した大きな建具は全て木製とし、ピーラー無垢材を使用している。
内部の造作も同じ無垢材をふんだんに使用している。
北の露地は息子世帯の玄関に面し、黒御影の磨き仕上げの石を置いて玄関坪庭とした。
一般住宅設計 | 松井 俊一
種別 | 新築
構造 | 木造
予算 |