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家山真建築研究室
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ガラス作家のアトリエ
金沢の郊外で活動するガラス作家の既存の住宅・工房に隣接して、新にアトリエ・倉庫を増築。1階は既存工房との出入りを考慮した配置とし、2階は書庫・書斎スペースとして利用する。ローコストであることと、既存建物との調和を求められた。
既存建物に向き合うかたちで計画された増築建物は、中庭を挟んで既存建物の開口部に合わせて2間幅の引込み建具を設け、両者が一体的に利用できるようにしている。構造は2間スパンが1間ピッチで繰り返す明快な空間とした。1階は作品展示のフラットで白い壁面のために在来工法で、2階は多くの書庫を確保するために外断熱仕様による間柱を利用した書棚を壁面全面に配置した。いずれも多くの壁面を求められたため、大開口の出入口以外は、必要最小限の通風窓とトップライトのみである。トップライトの光は、吹抜のガラス越しに2階書庫と、1階に充分な光を落とすと共に、天井高さを抑えた1階に広がり感を与えている。
その他設計 | 家山 真
種別 | 新築
構造 | 木造
予算 |