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藤原・室 建築設計事務所
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広陵町の家
生まれ育った住まいの庭に、新居を建てたいという希望で事務所に相談に来られました。
現地に行ったところ、庭が敷地の奥にあり、新築の建築が難しい状況でした。
現在敷地に建っている、ご両親のお住まいを見たところ、面積もある程度あり、お子さんも2人が既に出て行っている状態で、空き室が多くありました。
小さな住まいの設計で培った、無駄のない設計で工夫すれば、2世帯住宅が可能かもしれないと感じました。そこで、2世帯のプラン提案したところ、気に入っていただき、計画が進むことになりました。
1階は、ご両親の住まいです。最近リフォームした水回りはそのままに、キッチン、ダイニング、リビングと3つに分かれていた空間を、一つに統合しました。廊下との間仕切りを建具にして、広く使えるように。1階でありながらも、両世帯やお子さんのご家族が実家に帰ってきたときに、皆が集まれるような広い空間となっています。
2階は、一旦すべての間仕切りを取り払い、部屋割を変更しました。新たにキッチンを設置し、広いLDKを確保。2階の面積が限られている中、寝室、子供室、書斎、洗面、浴室、WCを設けています。改修の際に屋直や断熱などの性能も、向上させています。
一般的には数字上で広さを判断しがちですが、同じ広さであっても、プランの仕方によって感じ方は随分と異なります。個室の設計を工夫することで、限られた面積でありながらも、LDKに広がりを作り出すことができました。
場所:奈良県北葛城郡広陵町
竣工年:2013年用途
(家族構成):専用住宅(夫婦2人+子供1人(ピアノ教室))
敷地面積:不明
建築面積:85.12㎡ (25.75坪)
延床面積:175.9㎡ (106坪)
階数:地上2
構造:木造
写真撮影:藤原慎太郎
一般住宅設計 | 藤原慎太郎/室喜夫
種別 | リフォーム・リノベーション
構造 | 木造
予算 |