[ 作品解説 ]

周囲を森と緑と小川に囲まれ夏には蛍が飛び交うような土地に建つ環境に恵まれた金型本社工場です。近年福岡はアジアの拠点として自動車産業が集積しており、関連企業のスケールアップが急務となっております。街中での既存工場の増設では対応出来ず今回の建物が計画されました。事業計画上、高価な金型機械投資により建設費は抑えられましたが本社の顔となるようデザインいたしました。特徴的なトッフ゜サイト゛ライトはサッシレスで透明と乳白色板を三枚重ねとし北東からの柔らかい光で室内を包み込み、夜はほのかな光を森の中に発散させ温かいイメージの工場となるよう考えました。また西側に設けた高窓(排煙窓)は24時間換気と併用しながら上部の熱気を排気する役割になってます