中心市街地に建つ「小児科・心臓小児科」です。
＜街並みにリズムを＞
１階と２階の重なりをずらして、それぞれのボリュームが逆方向の勾配をもって、交差しながら重なっている外観としている。立方体のシンプルな街並みにリズムとアクセントをつけ、この地域のシンボルになるようなものとした。ボリュームと勾配に合わせ、２階の開口の大きさにも変化をつけ、リズミカルにしている。
＜白いキャンバス＞
この建物ができことで、面する道路に対して圧迫感が生じないよう、また出来た影で暗くならないよう、低層部分の一面全てを真っ白な外壁のみとし、明るくなるように配慮している。白いキャンバスに見立てている。夕方から夜間はその白いキャンバスを温かい光でライトアップさせ、昼とは違う一面を見せている。
＜シンプルで飽きのこないものに＞
極力、表面に線が出てこない素材や仕上げを選び、またすっきりとした納まりとすることで、建物全体をシンプルに見せている。建物自体は"地"となるよう、モノトーンをメインに配色している。内部及び外部共に、飽きのこない長く親しまれるものになるよう配慮している。