[ 所在地 ]
神奈川県横浜市青葉区
[ ロケーション ]
住宅地
[ 敷地面積 ]
130.91平米
[ 延床面積 ]
117.88平米
[ 竣工年 ]
2011年2月
[ 構造設計 ]
ASA　鈴木　啓
[ 施工者 ]
株式会社　栄港建設
[ 作品解説 ]
「風景の広がりや季節の変化を感じながら暮らしたい。」とのご希望を、高低差があり不整形な敷地においてどのように具現化していくかが課題でした。調理の手数を控え食材の素を活かした料理が美味しいように、けっして強引に解こうとせず自然な成り立ちとなるように留意しながら設計を進めました。

先ず、大きな空間を確保し易い「田の字」プランを採用し、家全体がメインの風景へと対峙するような操作だけ施しました。不整形な敷地と折り合いをつけながら、正方形に近かった基本プランを菱形に歪め、「挟角」が生じた部分は収納等に活用しつつ「広角」の部分を室内側へと還元しながら、広がりある空間を構成しています。
次に「天井高」と「床レベル」に変化を加えて緩やかに領域を分節し、家族それぞれがお気に入りの居場所を、程よい距離感の中でアチコチに見出せる住宅に仕上げました。