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一級建築士事務所 究建築研究室
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荒壁を廻る家
[ 作品解説 ]
60年代に建設されたマンションの一住戸を全面改装したもの。
茶室を設けること、かつ「廃墟のような雰囲気」であること、そして膨大な書籍の収納、という設計要件に対し、中央部に茶室を配した回遊型のプランを 提案しました。
荒々しい迫力をもった躯体コンクリートの質感を生かした内装仕上げにするとともに、茶室には藁すさとひび割れの表情豊かな荒壁仕上げを採用して、それぞれの素材感が際立つ構成に。住居の中心に土壁の一室を設けることで、自然な 調湿効果も。
床には吉野産の無垢の杉板を敷きつめ、松煙、 茶粉、柿渋を用いた「古色仕上げ」にしています。
設計 | 柳沢 究
種別 |
構造 |
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