建築家WEB
建築家ポータルサイト
建築家WEB
6,696view
秋山建築設計
1,466view
Ka-2 house (練馬の家)
[ 作品解説 ]
30代前半の夫婦のための家。設計時はまだ二人とも20代でした。周辺は住宅街ですが、敷地はレッカー車などの大型車両などがとめられている駐車場の一画に位置します。
建築主からは外部に対して閉じられた中庭のある家がほしいと要望されました。またリビングルームはカフェのようなインテリアにしたいとの話もありました。
建物の道路に面した1階部分をすりガラスとし内側に中庭を設けました。さらに照明を仕込み昼と夜で建物の表情を変えていきます。昼は影としか映らないガラス越しの樹木や白い内壁が夜は照明の効果により葉の緑色まで浮かび上がります。建物は閉じたつくりとしながらも、カフェというキーワードからイメージをふくらませ、逆に外部にメッセージを発信できないかと考えたのです。内部側からは大型車両が帰ってきた際に赤いテールランプがすりガラス越しにきれいに映り込むという副産物もありました。
リビングルームはカフェのようにいくつものソファーやテーブルを配置する計画だと聞いたので、建物としては環境の異なる複数のスペースで対応しようと思いました。1つめが中庭に面した開放的なガラスボックス。2つめはそれと逆に天井高さが1.9mしかない閉鎖的な空間。ここは窓も内庭を通して間接的に外部とつながっているだけです。3つめがキッチンのある一番広い場所。これら3つのスペースの明るさや広さといった環境の違いを手がかりに家具を配置してもらえばよいのではという考えです。



Data

一般住宅設計 | 秋山 隆男

種別 | 新築

構造 | 鉄骨造

予算 |

建築家WEB TOP
FEATURE
ANNOUNCE
WORK
ARCHITECT
OFFICE
BOOK
CONTACT
建築家WEB TOP