12,630view
キリコ設計事務所
2,091view
格子の家
[ 作品解説 ]
『格子の家』は、幹線道路より少し北へ入った、西面を道路とする東西に長い敷地に建築されました。
北側は、隣家との空きが多少あるが、南側はかなり境界に迫っていた為、中庭案も浮上したが、西側の開放感が捨てがたく、クライアントと協議の上、西面大開口案を採る事にしました。
当然高知の夏の西日は厳しいので、その対策として『木製可動面格子』を設ける事としました。
格子を可動とする事で、開けたときの開放感(遠景に山並みを望める)、閉めたときのバルコニーの半内部化、視線や温度変化のコントロール等といった、様々なメリットが生まれました。
可動面格子は、熱環境、開放性、半閉鎖性、意匠、コストの面で有効であり、今後様々な形で展開していきたいと思います。
設計 | 上森 雅明
種別 |
構造 |
予算 |