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一級建築士事務所SATO+
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八幡木窟
[ 所在地 ]宮城県仙台市青葉区
[ ロケーション ]川沿いの崖地
[ 敷地面積 ]419.92
[ 延床面積 ]122.94
[ 竣工年 ]2011年
[ 構造設計 ]
[ 施工者 ]株式会社 片倉工務店
[ 作品解説 ]
仙台市中心部を流れる広瀬川の河岸段丘の最上部に建つ住宅。
建築ヴォリュームに敷地と道路の高低差を引き込むことにより国道側のアクセスのバリアフリー化を実現するとともに、単純な矩形ヴォリュームにひずみを生じさせる。
ひずみの生じたヴォリュームから公的空間である整体院と私的空間である住居をくり抜く。
両空間の間に生じたひずみに緩衝空間としてスタディスペース、ファミリーシアターを挿入することで、単純ヴォリューム内に多様な空間を共存させた。
広瀬川により浸食された大地の内部に創出されたそれぞれの空間には、太陽の動き、空気の流れ、広瀬川沿いの豊かな自然や仙台市中心部の高層ビル群に視線を誘導し、周辺住居からの視線に配慮することで必然的に決定した開口部を設けることにより、単純な矩形ヴォリュームに陰影を与える。
高低、明暗様々な空間が洞窟のように連なり様々な角度から入射する風景、光、風により日々の何気ない生活のなかに新たな発見をもたらすような多様性を内包する直方体の住宅である。
一般住宅設計 | 佐藤 充
種別 | 新築
構造 | 木造
予算 | 2500万円