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中川龍吾建築設計事務所
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富士見台の家(平屋のいえ)
[ 所在地 ] 東京都練馬区富士見台
[ ロケーション ] 住宅地
[ 敷地面積 ] 193.1㎡(58.5坪)
[ 延床面積 ] 83.9㎡(25.4坪)
[ 竣工年 ] 2013年
[ 構造設計 ] 自社
[ 施工者 ] 山崎工務店
[ 作品解説 ]
この住宅は、練馬区内に建つ年配の方の住まいです。
この土地に建っていた2階建ての家を、多少狭くなっても使いやすく住み心地の良い家とすることが求められた家です。
主なご要望は、平屋建てで南面から入る玄関を設けるということ、そして庭や門廻りはこれまでの姿を残すというものでした。敷地は西側道路で、東西に細長い形状です。
建物の南側に玄関を設けたいということから、道路からの玄関までのアプローチの正面に玄関ポーチを設け、これを物理的にも視線上も私的な生活スペースに対する止まりとする計画としました。
南に張り出した玄関ポーチは、その高さを低く抑えることで南面する諸室への採光や通風を阻害しないようにしながらも、人を優しく迎え入れることを意図しました。
年配の方のお住まいであることもあり、これまで住んでいた家の間取りを極端に変えないようにしながらも、合理的な動線計画、諸室の配置を特に心がけるようにしました。
家で過ごす時間も長い年代でもあることから、居室の採光や通風ばかりでなく、道路や近隣の関係性からも
落ち着きのある住まいとすることも主な留意点でした。
プランは、日常を過ごすリビング・ダイニングを中心として、その廻りに玄関とキッチン、主寝室、茶室が接するようにすることで、機能的で合理的なものとしました。
ところで、平屋はどうしても建築コストが割高になりやすいものです。
そこで、大きな家ではないこともあり、シンプルな形態で単純な架構の家とすべく前述の玄関ポーチ部以外は大きな切り妻屋根の下に各諸室を全て納めるようにしました。
また、「ヒートショック対策から、水回りを含めた範囲への床暖房の設置」、
「寝室と水回りを隣接させる」といったことを行ったり、
「冷たさを感じにくい床材として、桐の無垢材を床に採用」したりといった工夫をした住宅です。
一般住宅設計 | 中川龍吾
種別 | 新築
構造 | 木造
予算 |