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稲山貴則 建築設計事務所
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家と空き地
四方が建て込んだ建売り住宅に囲まれ、 そこだけぽっかりと残った旗竿敷地。
敷地の印象そのままに、生活の拡がりを受け止める大きな空き地と、そこに面したコンパクトな2つの家を横断する新しい日常を提案する。
音楽家とサーファーである夫婦のためのこの住宅には、それぞれの持ちものをコンパクトにまとめた2つの家がある。
2つの家は空き地をはさみ、サーファーのご主人が主に使用する「サーフハウス」、音楽家の奥様が主に使用する「音楽ハウス」にわかれており、それぞれに特徴を持った設えとしている。
趣味の合間にそれぞれの家から空き地に出て思い思いの時間を過ごし、またそれぞれの家に戻り別々の時間を過ごす。
空き地という圧倒的な広がりが家の中に存在することで、日常の余剰を助長する。
一般住宅設計 | 稲山 貴則
種別 | 新築
構造 | 木造
予算 |