南北に奥行きのある敷地に建てられた二世帯住宅。ジグザグの形は三角形の庭を配置することによってできた形状である。同じ容積の正方形の庭より１．５倍の光が取り込めるようになっている。また、室内を勾配天井にすることでスムーズな重力換気ができ、良好な空気環境を保っている。さらに各部屋の高さの違いを利用し、余剰空間は床下収納やロフトをつくることで空間を最大限有効に利用している。
勾配天井にすることで１階に設けたリビング、ダイニング、キッチンは最高の天井高として３．７ｍ確保できている。また、2階に設けた子供室は吹抜けを介してリビングとつながる開放的な空間となるよう設計した。


2011年度 第23回すまいる愛知住宅賞 名古屋市長賞 受賞