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西川真悟建築設計
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牧の家
今回の改修工事は木造の耐久性を考えてみました。
およそ100年前に建築された建物ですが、今現在の建築基準とは全く違う要素で組み上げられていました。
今現在の木造建築の基準が全て良いとは限りません。
なので改修工事において、強引に今の建築基準を100年前の建物に取り入れることは無理があり
また、建物に良いとは限りません。
製材技術にコストがかかる昔の時代の建物は古材の使いまわしも多々見られ、今日とは違う木材の貴重さが現代とは大きく違います。
そういう面から考慮して必ずしも安全率の高い建物になっていない場合も多く、今回の建築においても構造補強は建築工事の中のウエイトが通常改修工事に比べ大きくなりました。
築年数の古い建物改修なので当然といえますが。
水廻り設備は構造から新たに造り替えたので現在の住設備が問題なく組み込め、
断熱性の向上もあり快適な住空間の再生住宅となりました。
一般住宅設計 | 西川 真悟
種別 | リフォーム・リノベーション
構造 | 木造
予算 |