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plain architecture(プレーンアーキテクチャー)
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街の灯篭
敷地は古くからある農村地域の一角にある。元々この地域は山間部に続く一本道の入り口に位置し、小さな集落とゆっくりとしたコミュニティーが形成されていた。しかし、山間部への利便性の為作られた県道により地域は分断され、さらに人の往来も激しくなることで本来この地域にを形成していた環境は激変してしまった。

本計画では、高架道路との関係をコントロールすることで、昔からあるコミュニティを取り戻しつつ、行きかう人達に対しても原風景を取り戻すことを考えた。

高架側に設けられた開口部は、住まう人のプライバシーを守りつつも、内障子を開放することで地域との距離をゼロにすることができる。また、窓から漏れる住まいの光(営み)は、この地域を行きかう人々の日常となり生活のスイッチとなる。

先日、散歩中のご近所さんと旦那さんが窓越しに会話をしている様を見る事ができた。この住宅、そして施主の生活が、この地域の新しい風景となり、分断されたコミュニティーが少しずつ回復していくことを望む。
Data

一般住宅設計 | 木村真輔

種別 | 新築

構造 | 木造

予算 |

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