日本の風土で生まれた伝統家屋に原点を見い出し、伝統の「形」、その形を造る「構造」、そしてその家屋で営まれてきた「暮らし」「文化」を現代にも繋がるものとして、自ら現代建築を問いただしながら建築設計しています。

伝統を継承しながらもその一方で、現代の抱えるエネルギー問題についても積極的に住宅の省エネに取り組んでいます。

古民家再生については、伝統的な建造物がこれからも存続し続けるために、保存や活用という手法ではなく、あくまで住まい手に愛着と誇りを持って暮らし続けてもらえるよう、生活者目線の暮らしやすい設計を目指しています。しかしそれは、施主や設計者が一時の感覚で自由にリノベーションするのではなく、建造物の成り立ちに敬意を払った再生・改修工事になるよう心掛けています。
　
その他に新築もやってますが、現代主流となっている大壁造りは出来るだけやらないようにし、軸組みを露わにする真壁造りを死守しています。

１９７０年　北海道北見市に生まれる
１９８９年　北海道北見北斗高等学校　卒業
１９９３年　京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科　卒業
１９９５年　京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究専攻　修了
　　　　　　（日本建築史研究室）
１９９５年（株）降幡建築設計事務所
２００１年　栖風采プランニング　開設
２００５年　重要伝統的建造物群保存地区「海野宿」に事業所　移転。