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arbol
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生駒の家
土間の吹き抜けを起点に部屋が、
家族がつながる。
施主のご要望は土間があること、家族が一体感を得られるよう、家全体がワンルームのような開放感が欲しいということだった。そこで玄関、土間、階段部分を吹き抜け構造とし、天井高さ6700mmを確保。さらに階段上に土間と同じ幅のガラス窓を施工。大開口で光りを取り込むとともに、コンパクトながらこの吹き抜け空間を起点に、風、光、空気が建物全体に巡っていくように配慮した。この吹き抜けの発想から、梁は一部現しとし、木の構造材の力強さを感じ経年変化も楽しめるようにした。生駒山の造成地ということもあり、防寒対策は必須で、土間、階段部分にはポリカーボネイトの建具を施工しリビングルームの温もりを確保している。リビングと土間部分に床暖房を設置した。キッチンは施主のご要望の業務用。外観は整形な四角形で、シンプルな形状で南北に流れる切妻屋根とした。
丘の上に家がちょこんと座り、景色を眺め、内部の家族を柔らかく包み込む家となった。
一般住宅設計 | 堤 庸策
種別 | 新築
構造 | 木造
予算 |